色を塗るだけなのに、
むずかしい。
エルデシュ問題835は、組み合わせをあるルールで色分けできるか、という問いです。Claudeと一緒に、その問いを別の角度から考えた記録をまとめました。
まずは、4つの数字から。
1・2・3・4から、2つずつ選びます。できる組み合わせは6通り。この6つに、3色のどれかを割り当てます。
ルールはひとつ。どの3つの数字を取り出しても、その中にある3つのペアが、すべて違う色になること。
- 1色め{1,2}
{3,4} - 2色め{1,3}
{2,4} - 3色め{1,4}
{2,3}
たとえば1・2・3を取り出すと、ペアは{1,2}・{1,3}・{2,3}。それぞれ1色め、2色め、3色めになります。他の取り出し方でも、同じルールを満たします。
では、数字を増やしたら?
一般には、2k個の数字からk個を選んだ組み合わせを、k+1色で塗ります。どのk+1個の数字を取っても、その中のk個組に全色が現れることを求めます。
問いは「kが2より大きい場合にも、できるものがひとつでもあるか」。k=10なら、20個から10個を選ぶ184,756通りを、11色で塗り分けることになります。
「色分け」を、別の問題として見る。
今回の資料では、同じ色になる組をひとまとめにして、シュタイナー系という組み合わせの構造に読み替えています。「グループをひとつ作れるか」と「必要な数だけ、重ならずにそろえられるか」を分けて考えるのが出発点です。
- 彩色と、シュタイナー系のlarge set(互いに重ならない系による分割)との関係。
- 既存の非存在結果を用いたk=10・12の検討と、色分けに必要な整除条件。
- 小さい場合の計算による確認、系の構造、問題全体に向けた予想。
計算・証明・執筆は、Claude(Anthropic)との共同作業によるものです。詳しい論証と出典は、下の論文にまとめています。
資料の位置づけ
2026年9月13日付の著者原稿を、研究ノートとして公開しています。資料中の結果・新規性は著者の主張であり、第三者による検証・査読を確認したものではありません。未解決問題全体の解決を報告するものではありません。
とくにk=10の議論が依拠する非存在結果の一次文献確認は、原稿にも課題として残されています。新規性や既存結果との差分は、既存の議論(新しいタブ)との照合が必要です。
論文・要旨・スライド
アップロードされた原本を、そのまま掲載しています。やさしい要旨の全文はMarkdownファイルで保存できます。